【番外編④札幌】オペラ トゥーランドットを観てきた。2019.08.
先日、トゥーランドットを観てきました。
舞台鑑賞好きを公言しているにも関わらず、初のhitaru。
正直、写真の方がいいなと思ったけれど(ハコあるある)、やっと hitaru観劇デビューできて良かったです。
安定の天井桟敷(一番お手頃席)でしたが…観にくい!!!
国内外、色々な劇場に行き、色々な天井桟敷で観てきましたが、hitaruが一番観にくいです。
かなり急な角度がついているので見やすいのかと思いきやそうでも なく…。
安全のためにバーがついているのですが、 それが舞台とかぶってめちゃくちゃ観にくいのです。
前の席の方が前のめりになるのでさらに。。
この方のマナーももちろんですが、 確かに前かがみになりたいくらい観にくいので、 ホールの設計的にも問題ありだよなーと思ってしまいました。
そして、縦に長い建物なので、導線が悪いというか。
観劇後のハケが本当に悪く、ささっと出た方ですが、 上から下まで降りるのに20分くらいかかりました~。
これは仕方ないけども、 同じくらいかそれ以上に収容できる他のホールの方がハケ早いよね 。
同じ4階でも(ちなみにhitaruの4階席は9階にあります) 。
そもそもの土地の広さの問題かな?
というわけで、hitaruそのものはすごく好きじゃないなと思 っているのですが(長くなってしまった…)、
トゥーランドットの作品そのものはとてもとても素晴らしかったで す!
一番好きなのはミュージカルなので、オペラは久しぶりでした。
今回のトゥーランドット、まず印象的だったのは衣裳。
豪華絢爛とは真逆と言っても良さそうなほどシンプルで、 全体的にモダンな雰囲気。
トゥーランドット姫も姫らしいのは真っ白( ちなみに最終章は真っ黒です)であることくらいで、 煌びやかな装飾があるわけでもなく、 一見すると姫と分からないほどシンプルな衣裳でした。
全編イタリア語で進むので字幕表示がありますが、 今回はこれに相当お世話になりました。
舞台を観ていれば大体何となく分かるものですが、 舞台が全体的に暗い&衣裳での判別が難しいので字幕必須。
登場人物の中で一番好きなのはリュー。
余談ですが、レミだとエポニーヌが大好き。こういう役どころ( 悲劇のヒロイン的な)が好きなんですね~共感度高め。
ワタシが観た回でリューを演じていらっしゃったのは中村恵理さん 。
小柄なお姿から発せられるパワフルな歌声は圧巻でした。
カラフやティムールの歌にある、「小さなリュー」や「優しい娘」 がぴったり。
リューって、 カラフ王子を愛するがゆえにちょっと狂気な感じさえするのですが 、 その狂気な感じと純粋で真っ直ぐな感じのバランスがとても素敵で した。
あと、 隠し持っていた短剣を取り出すシーンがとてもかっこよかったです 。
カテコも可愛かったな。
ワタシの知っているトゥーランドットは、 最後にトゥーランドットとカラフが結ばれるというものなのですが これは違った!
カラフが見ていないうちに自害したリューのそばに落ちている短剣 を拾い、なんとそれで自害!
え!?うそ!?と思ったら終わりました。笑
後から調べたところ、演出家のオリエ氏は「 トゥーランドットのエンディングがハッピーエンドであるのはなし 派」だそうで、こういった表現になったそうです( トゥーランドットを作曲したプッチーニはリューが死んでしまった ところまでで、その後はアルファーノが書いたんですね。 勉強不足で知らなかったです)。
びっくりしたけど、この終わり方の方が好きだなと思いました。
欲を言えば、 ごてごてのコスチュームものが好きなので衣裳がもっと色々だと良 かったなー。
でも、久しぶりの舞台鑑賞、良い刺激になりました!