トモノモト

道内あちこち行ってみる企画。

【道北編⑥上砂川】北海道一小さな町。良くも悪くも「悲別」の名が似合う町。2019.07.

さて、道内あちこち行ってみる企画第5弾のメイン目的地に選んだのは砂川市のお隣、上砂川町

 

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カントリーサインはし~たん。しいたけのし~たん。

 

上砂川町も炭鉱の町です。

北海道一面積が小さく、北海道では珍しくまったく農業を営んでいない町です。

たしかに、砂川市には農地が見られましたが、上砂川町に突入した途端に見かけなく…。

 

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これは砂川市内。田んぼと…じゃがいも?違うかな?バイカラーになっていて綺麗!

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ひたすらまっすぐ進みます。

 

余談ですが、ワタシはスーパー晴れ女。

元々雨女だったのですが、ある時道外に住んだことがありまして、それを境に晴れ女に転身しました。

この日も「曇りだしなー」と思い、Tシャツ1枚で出かけたところ、この後どんどんピーカンに。。

近年まれにみる日焼けっぷりでした。

 

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鶉の地名を見ると、上砂川に来たー!という感じです。

 

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パンケウタシナイ川。パンケは川下という意味だったかと。

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下鶉のバス停。

 

なぜ、上砂川町に鶉とつく地名が多いのかといいますと、初めて入植し開墾した山内甚之助さんが福井県鶉地区の出身だったからです。

開墾に成功し、この辺りが晴れて自分たちの土地となった山内甚之助さんは、鶉農場という名前を付けました。

それが今も残っているというわけです。

ちなみに、鶉農場というだけあって、最初は上砂川でも農業を営んでいたのですが、炭田が発見されてどんどん炭鉱の町として栄えていきました。

三井鉱山がどんどん坑口を増やしていくにつれ農地は売られ、関連施設などになっていったというわけです。

 

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というわけで、鶉神社に到着。

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とても小さいです。

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ということだそうです。

町の入り口を堪能し、さらに進みます。

車どおりは比較的多いですが、通過されるばかりなので町はなんだかひっそりとしています。

ときどき人にも会うし、住宅も学校もあるのですが、不思議な静けさ。

ワタシ以外の人にはこの町が見えていないのかもしれないと思ってしまうような…。

時間が止まっているみたいな気分になりました。

 

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地元の方々で賑わっている雰囲気は出ていた「町」の駅ふらっと。よそものは何だか緊張しちゃって全然ふらっと入れなかった。。

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町役場。年季はいってるぅ。

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こちらは上砂川神社。

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どうも、お邪魔させてもらってます。

 

ワタシは、炭鉱閉鎖の年生まれなので知らなかったのですが、1984年に放送された「昨日、悲別で」というドラマの舞台になったのが上砂川町です。

旧上砂川駅が悲別駅として使われていました。

 

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ここが旧上砂川駅。昔は鉄道も走っていました。

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1994年に廃駅となりました。

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中にも入れます。

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当時の料金表。

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電話とかもありました~。

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初めて来たけれど懐かしい感じです。

 

その他にも、ドラマ関連の写真やポスターなどが飾られています。

とても綺麗で、大切に保管されているんだなぁと思いました。

 

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ドラマの名残。

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裏はかみすながわ。

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外には列車が。

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駅からも中央立坑櫓が見えます。ドキドキ。

 

中央立坑をもっと近くで見たいので、さらに進みます!

 

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通りすがりにさわやかトイレ。入らなかったけども。

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おおー!かっこいい!

 

決して炭鉱マニアではないですが、やっぱり近くで見るとドキドキします。

町のシンボル、かっこよかった!

その向かいにあるのが…

 

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今はなき…

 

炭鉱が閉鎖したあと、立坑櫓を活用して無重力実験を行える施設を作った上砂川町

残念ながらそれも10年くらい(かな?)で廃業となりました。。ちーん。

カントリーサインも、し~たんの前は無重力実験に関するものだったと思います。

 

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ちなみにマンホールは今も無重力感たっぷりです。

 

その無重力実験科学館の隣にあるのが、かみすながわ炭鉱館。

 

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敢闘像。何回調べても読み方すぐ忘れるんですがカントウゾウです。未来のワタシへ書いておくよ。

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外に展示されているのは、採炭に使われた道具?

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これは採掘した石炭を運んだ列車??

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若山牧水の歌碑。上砂川を訪れたんですねぇ。

 

炭鉱館の裏手にはズリ山も見えます!

 

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ズリ山ちゃん。余力があったらもう少し近くまで行ってみたかったな。今度ね!

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すっかりピーカンになったところで帰りますか。

 

ひっそり不思議な上砂川町ですが、すれ違った小学生の女の子が「こんにちは!」って言ってくれたり、まちの駅ふらっと前で目があったマダムがペコっと会釈してくれたり、とってもうれしかったです!

 

ということで戻ります。

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砂川市のカントリーサインはオアシスパーク。後ろに鹿(動物)注意の標識も入れてみました。

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せっかくなので、今年2度目のナカヤさん(笑)

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やっぱりおいしいー

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ピンネシリくっきり。

 

というわけで、ちゃっかり砂川も楽しんだところで帰路につきます。

 

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ハイウェイオアシスと電車のコラボ。

 

今さらのお昼ごはん。

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すっかり食べ忘れていたので、帰りの電車でおにぎり。平日はセブンかローソンですが、道内あちこち行ってみる企画ではセコマに行きたくなっちゃう。

 

第5弾も無事終了です。

次の予定も道北編となります~北が好き。