トモノモト

道内あちこち行ってみる企画。

【番外編⑥札幌】地元で観るレ・ミゼラブル。2019.09.

ワタシの好きなミュージカル作品堂々第一位「レ・ミゼラブル」。

(ちなみに次いで「エリザベート」、「 スカーレットピンパーネル」、「オペラ座の怪人」 といったところでしょうか…)

レミイヤーは毎年どこかへ遠征していました。

それがなんと、今年は札幌で観られるというありがたき幸せ!

 

地方住まいの舞台ファンの方にはおわかりいただけると思うのです が、一公演観るのにチケット代に加えて、移動費( 飛行機代とこちらとあちらでかかる移動費)、宿泊費、飲食代、 お土産代…

遠征中は気持ちも少々大きくなるので(ワタシだけ?) 湯水のようにお金が流れて行くマジック。

つまり、 地元で観られるって色んな意味でスーパーハッピーなんです。

 

どこの劇場だろうと、いつも天井桟敷で観ているワタシですが、 今回のレミはどうしてもチケットをGETしたかったためS席しか 申し込めない抽選に応募。

チケット代、14,500円(母の分も申し込んだので2枚29, 000円)。当たりたいような、当たりたくないような。

複雑な思いを抱えながら見事当選、 急な大出費だった冬の日のことも忘れた9月某日。

トゥーランドットの時に良い思い出(席のね)がないhitaru へ。

前回の観にくさを経験し、 いささか不安を抱えながらの見えっぷり。今回の席は2階のどセン 。

これがもう、座ってびっくり、ハイパー観やすいっっ!!!感激!

hitaruで何か観るときは、 ケチらず良い席で観ようと心に誓いました。そうよ、 チケット代だけで済むのだから。

 

宝塚以外、役者さんで観るということができないのですが( 頭悪いのかなぁ…映画もそうで、 役名としてしか観ることができません…宝塚以外。笑)、 この日のソワレはテナルディエ夫妻がトレエン斉藤さんともりくみ さん!

エポちゃんは北海道出身の唯月ふうかちゃん!

頭の悪いワタシも楽しみなキャスティングでした♪

 

レミではとにかくエポニーヌが大好き。 共感する方多いんじゃないかなぁ。ワタシも共感しかありません。

とっても華奢なふうかちゃん、 最初に舞台上に現れたときはエポさまの芯の太さみたいなものと相 反する細さにびっくりしましたが、 パワフルでハートフルな歌声と演技は正真正銘エポニーヌ。

今まで観た中では一番「いい子」 なエポニーヌだったように感じました。

嫉妬よりも諦めが強いというか。そこの葛藤よりも、 純粋にマリウスに尽くしちゃう感じがしました。

それはそれでいじらしく可愛いけれど、もっと葛藤というか、 泥っぽいというか、そんなエポニーヌがワタシは好きです。

一番好きなキャラクターなので、 舞台にエポがいれば彼女を観ているのですが、 うっかり一番大好きな「マリウスをかばって打たれる瞬間」 を見逃すという。。(余談ですが、このシーンに「永遠のニシパ」 の最後の場面が似ているのです!)

手前のワチャワチャに注目しまくっていたら打たれてしまった~。 。唯一の心残りです。

見逃した瞬間もう一回観たいと思いました。←

全体的に、 小ぎれいなでいおりこうさんなエポニーヌだった気がする。

 

エポニーヌに次いで愛しているのがアンジョルラス。

ルックスといい、リーダーシップといい、 勇気しかないところといい、かっこいいことこの上ありません。

記憶違いでなければ、ワタシが初めてレミを観たとき、 学生たちが打たれる場面の演出が今と違って。

最後にアンジョルラスが打たれ、 フランス国旗を手にしたまま砦のてっぺんで反り返って死ぬ、 というのだった気が。

それがあまりにかっこよくて一気に落ちたような記憶。

今の演出だと、 死体として荷車に積まれていてそこにスポットが当たるんですよね 。

それはそれで良いけれどね。

 

毎回、 カテコではエポニーヌとアンジョルラスが隣通しで手をつないだり 肩を組んだりしているので、本当に我得です。 ありがとうありがとう。

 

テナルディエ夫妻はおふたりともナイスキャラクターで、 登場の度に客席がどよめきました。笑

もりくみさんの安定感はもちろんですが、 斉藤さんがめっちゃはまり役! チャーミングでコケティッシュですごく良かったです。

カテコではしっかりとネタも織り交ぜて笑い取ってました!

あと、急に斉藤さんがTT兄弟を子役ちゃんたちとやったもんだか ら、アナウンス入ってるのに拍手やまず、 もう一度幕が上がりました。笑

 

ガブローシュも良かったなぁ。ちょいハスキーなのが可愛い。

バルジャンも圧巻。 心の動きがすごく伝わってきて涙なしには観られません。

 

一生語れそうなレミ観劇でした。

観劇するときだけ、都合よく「都会っていいな」と思います。