【道南編①木古内】駒ケ岳に見とれていたら、木古内に着きました。2019.02.
2019年道内あちこち行ってみる企画第1弾。
今回最初に訪れたのは木古内町。
朝9時半の札幌発に乗り、木古内駅に降り立ったのは14時半過ぎ。
実に5時間の大移動でしたが、特に辛いこともなく、車窓の駒ケ岳に夢中になっているうちにあっという間に五稜郭駅。
味のある駅で待っていると、一両だけの可愛らしい電車が到着。
中は地元の幼稚園児さんが作ったとみられるおひなさまのおりがみアートが飾られていました。
どちらが海側かわからず、行きに乗ったのは山側。どんまいワタシ。
ちょっとがっかりしつつ、帰りの楽しみにすることにしました。
1時間ほどで木古内駅に到着。
木古内駅は新しく、きれいな駅。まだ木の香りがしました。
駅の目の前には道の駅「みそぎの郷きこない」がありまして、観光バスが次々に。
しかし。
一歩外に出ると、まぁ何もなく、人とすれ違うこともありません。
車はそこそこ通りますが、歩いている人がいないのです。
そんな中、まずはみそぎ浜へ。
少々荒っぽい晩冬の海に向かってたつ鳥居がなんとも素敵!
そして風がとことん吹き荒れていました!!何これ、楽しい。
気温は比較的高かったのと、なぞに寒さに強くなったため、しばし海を眺めて過ごしました。
それにしても、何もない。人もいない。
16時半くらいの便で函館へ向かうつもりでしたが、一瞬その一本前に乗ろうか悩むくらい何もない。
ちなみに1本前とは15時15分くらい。それではせっかく来たのに滞在が30分少々になってしまう…と思い、今度は駅の反対側へ行ってみることにしました。
みそぎ浜は南口側なのですが、北口側は比較的風が穏やか。
海側と山側でこんなに違うのかとたまげながら、向かうは佐女川神社。
民家はあるものの、こちらでも人とすれ違うことはなく、ひっそりとしています。
なんだか不思議な世界に迷い込んでしまった気分。
せっかくなのでスマホを使わず、道の駅でゲットした地図を頼りに向かっていたのですが、「本当にあるのか?」というくらいない。
見つからない神社、静まり返る町、ちょっとびびり始めたところで発見!
すごい!素敵な神社!!
大きな鳥居の奥が坂道になっており、さらにその先には朱色の美しい鳥居、その奥には階段があり、ようやく本殿です。
風にあおられて音を立てる木々と電線の音以外、音なし、人なし、気配なし。
ちょいとお邪魔して、お参りさせてもらいました。最&高。
なんだか気に入ってしまってのんびり過ごしてしまい、日も傾きはじめたので道の駅へ。
物質的には何にも手に入れていないんですが、なんだかほくほくした気分。
道の駅では、こっぺん道土というパン屋さんの塩パンを絶対食べたい!と思っていました。
観光バスも立ち去り、道の駅までひっそりしだしたころ、ちょうど塩パンが焼きたてで出てきた!!
5つで230円…!!無料で飲める煎茶をいただきつつ、フードコート(?)で一つ。
ぴゃー!めちゃくちゃにおいしい!!!
そのまま3つ食べました。
有名だというコロッケも購入し駅へ。
夕日が差し込む中、コロッケを頬張っていると、帰りの電車がやってきました。
そそくさと海側サイドの席をゲット!そんなに慌てなくてもガラガラだった。
ちゃっかり窓が綺麗そうなところを探しました。
残りの塩パン2つも食べてしまったところで(え?)出発。
帰りの車窓はとても素敵で、暮れゆく空と海とのコントラストが綺麗。
海岸沿いを走る普通車を見下ろすのも楽しくて、飽きずに眺めていました。
遠くに見える函館山も綺麗でした。
函館駅に着くと、人、人、人!!
北海道の第二の都市は旭川だったはず…というくらいに栄えておりまして、
札幌と変わらないなぁという感覚。旭川よりも…栄えてる?
はぁ…木古内楽しかったなぁ。
それにしても、晩冬の木古内で2時間も観光滞在したのはワタシくらいではなかろうか。